「ベテランの頭の中」の配車計画をAIで実現、ルート最適化SaaS提供開始

「ベテランの頭の中」の配車計画をAIで実現、ルート最適化SaaS提供開始

スタートアップのディナレッジが開発、時間指定・積載量・積み卸し時間まで考慮

滋賀大学発ベンチャー認定企業のディナレッジ(滋賀県彦根市)は8月17日、トラック配送ルート最適化SaaS「Hi-SIA(ハイシア)」の提供を4月1日、正式に開始したと発表した。

Hi-SIAは、初期設定後にCSV / Excelの配送先データを読み込むだけで、時間指定・積載量・積み卸し時間など現場の複雑な制約を考慮した複数トラックの配車計画を一括算出することが可能。

配車計画の作成からドライバーへの共有、動体管理「配送Now!」によるリアルタイムの進捗把握までを、1つの画面で完結できるという。ブラウザだけで利用ができるため、サーバー構築やインストールは不要。


(ディナレッジ提供)

物流・運送業に加え、鉄鋼、卸売、製造業、塗装業、印刷業など、自社配送を行う幅広い業種に対応。「配送先が日々変わる」「複数台のトラック(車両)の振り分けが発生する」といった現場の配車業務をサポートできるとみている。

時間指定や積載量に加え、積み卸し時間・休憩・残業・配送順序、グループ配送まで幅広くカバー。既存のシステムでは難しかった「回収・引き取り」や「現場での作業時間」を含む複雑な配車にも、柔軟に対応できると想定している。

「トラック5台の場合と6台の場合」のように、同じ配送データから条件違いの複数案を同時に作成・比較できる「パターン計算」も搭載。

計算結果は地図上にトラックごとに色分けされた番号付きマーカーで表示し、順序の入れ替えやトラック間の配送先の移動はドラッグ&ドロップで完結させることができる(番号は自動で振り直し)。元に戻す/やり直し(Undo / Redo)にも対応し、専門知識がなくても安心して試行錯誤できるという。

配車した画面がそのまま追跡画面になり、全車両のGPS位置を地図上に表示(約2分間隔で自動更新)。ドライバーがアプリ(iOS / Android)から更新した配送ステータス(未配達・到着・配達済み)はWeb画面にほぼリアルタイムで反映し、顧客からの「うちの荷物は今どこ?」という問い合わせにも地図を見ながらその場で回答できるよう配慮している。

(藤原秀行)

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