仕分けやパレット積みを完全自動化、26年11月末竣工予定
横浜冷凍(ヨコレイ)は2月14日、静岡県焼津市で新たな物流拠点「大井川第二物流センター(仮称)」を開設すると発表した。収容能力は5954tで、竣工は2026年11月末を予定している。
既存拠点の大井川物流センターに隣接し、東名高速道路の大井川焼津藤枝スマートICや国道150号、主要な交通網に近接している。
1988年に大井川物流センターをヨコレイ唯一のマグロ専用冷蔵倉庫として操業をスタート。現在は同地区で保管倉庫が逼迫しているため、拠点の新設に踏み切った。
新拠点はコンセプトとして、省力化・省人化に特化した国内2センター目となる全自動倉庫を採用。自社初のセミ超(-45℃)全自動ラック倉庫にする。
省力・省人化ではパレタイジングロボット4機を導入し、ばら積み入庫貨物の仕分けとパレット積みを完全自動化、パレット積みの貨物は自動ラック倉庫へ自動搬送できるシステムを取り入れる。
省エネの一環として、太陽光発電システムと自立式パワーコンディショナー、リチウムイオン蓄電池も活用、BCP対策を強化している。
施設概要
2024年12月~26年10月末予定 | |
静岡県焼津市飯淵1265-1 | |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造 階層1階 自動ラック倉庫 |
敷地面積:3,566.45㎡ (1,078.85坪) 延床面積:3,007.13㎡ (909.65坪) 建築面積:2,420.68㎡ (732.25坪) |
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収容能力 | 5,954.21t(全自動ラック倉庫『SF2級-45℃』 ) |
主な設備 | 全自動ラック倉庫 パレタイジングロボット4機導入 低GWP冷却設備 屋上太陽光発電システム(242kW) 自立式パワーコンディショナーシステム リチウムイオン蓄電池(106kWh) ジェネレーター連結システム(BCP 対策) 等 |
竣工 | 2026年11月予定 |
竣工イメージ(ヨコレイ提供)
(藤原秀行)