物流の負荷軽減など狙い
アルケアは8月21日、持続的な医療インフラ提供に必要な物流網の維持・改善と環境負荷低減を図るため、外装箱(輸送用段ボール)の出荷基準を見直し、表面的なしわ・へこみ、汚れ・擦れ・破れなどが生じた際に製品への影響がないことが確認できた場合は、通常と同じく出荷対象にすると発表した。
医療用製品の輸送は高品質が求められる性質上、厳格な検品基準があり、輸送の過程で外装箱にわずかでも傷やへこみが発生した場合、製品への影響の有無にかかわらず、不良品として返品・交換・再出荷がなされていた。
そのため、輸送回数の増加による物流網への負担、輸送用としての機能が満たせる外装箱の廃棄や再出荷に使用する新たな段ボールの使用など、環境への負荷も生じていた。
厚生労働省は2023年、「医政産情企発1214第1号 医療機器に係る物流2024年問題等により生じうる課題と対応策について」と題する通達を全国の都道府県などに出し、製造販売事業者への物流効率化や、販売事業者や医療機関への納品のルール緩和について通知した。
改正物流効率化法も荷主企業や物流事業者に積載効率の向上などを努力義務として課していることも考慮し、出荷基準の見直しに踏み切った。
アルケアではこれまで、日本シグマックスとの医療用品物流における共同配送の実施・エリア拡大、コンバテックジャパンとの共同配送、医療メーカー7社による「医療流通対策研究会」の設立および4社での共同配送の展開など、物流プロセスの改善に継続して取り組んでおり、今回の取り組みもその一環。
梱包内の製品は引き続き、厳格な品質基準で検品、出荷する。箱の開封や貫通に至っていない表面的な汚れ・擦れ・破れも出荷対象とする。

(アルケア提供)
(藤原秀行)







