契約締結、日本企業の中南米事業展開拡大を後押し
日本貿易保険(NEXI)は8月24日、米州開発銀行(IDB)が融資した案件に対する融資保険の引き受けを決めたと発表した。
同日、東京都内でIDBと融資保険契約を締結した。
2022年7月の貿易保険法改正により、貿易代金資金貸付保険と海外事業資金貸付保険の被保険者要件が緩和。NEXIが新たに「国際機関」や「外国政府等」を被保険者として、直接付保を行えるようになった。
今回は国際機関のIDBが融資した案件について、IDBを被保険者として、海外事業資金貸付保険を直接付保する。
法改正以降、NEXIが国際機関などを対象に保険を引き受けるのは初めて。IDBの融資はブラジルのインフラ整備プロジェクトが対象。
IDBは中南米最大の国際開発機関で、インフラ、エネルギー、デジタル、スタートアップ、環境分野など多岐にわたって支援しており、NEXIがIDBと連携することで、本邦企業による中南米案件への事業展開拡大が期待できるとメリットを強調。
IDBの現地のネットワークや制度に関する知見を活用することで、現地規制などに対する理解を深めることも期待できると指摘している。
保険価額は約2億米ドル(約320億円)で、保険期間は18年と設定している。
(藤原秀行)









