従来比30%の省スペース化、既存施設に後付け可能で短工期も実現
物流機器やオフィス空調設備などを手掛ける三機工業は8月26日、固定棚を必要としない「棚レス自動倉庫システム」を開発したと発表した。
保管ケースを直接積み重ねる方式を採用し、従来の自動倉庫よりも大幅な省スペース・短工期で導入できるようにしたという。
従来の自動倉庫は既存施設へ後付けする際に設置環境の制約が多いことに着目。課題の解決に取り組んでいた。
導入の際、固定式保管棚やスタッカクレーン用の走行レールなど、大規模な設置工事を不要にしてる。天井高2.5mの施設にも設置可能で、同容量の同社従来型システムと比較して約30%の省スペース化を実現できるとみている。
現地の据え付け工事は、最短1日で完了。最小約30㎡のスペースから導入することが可能で、AGV1台からのスモールスタートもカバーできるようにしている。
また、出荷量や在庫量の変動、事業拡大に応じて保管レイアウトを柔軟に変更できる設計を採用。既存業務を止めることなく、自動化エリアを段階的に拡張することも可能という。
バーコードリーダーなどによる読み取りで、商品や保管ケースの在庫状況をリアルタイムかつ正確に把握。導入先で運用中のWCS(倉庫制御システム)など既存システムとの連携にも対応している。
9月8~11日開催の「国際物流総合展2026」に出展。販売は9月の予定。物流事業者、製造業などの多様なニーズに合わせた業種別パッケージの開発を進める。

全体イメージ

AGV本体(いずれも三機工業提供)
(藤原秀行)









