スイスの重電大手ABBと日通が連携、エレクトリフィケーション事業本部で日本初のサービスワークショップ開設

スイスの重電大手ABBと日通が連携、エレクトリフィケーション事業本部で日本初のサービスワークショップ開設

東京・品川の倉庫内、受発電設備の重要性向上などに対応

スイスの重電大手ABBと日本通運は9月7日、ABBのエレクトリフィケーション事業本部が提供する製品について、デモンストレーション、技術サポート、アフターサービスを提供するとともに、サービスエンジニアとサービスパートナー向けの教育・認定、修理・メンテナンス、診断、試験機器・工具および保守パーツの保管・供給を手掛ける拠点「ABB TOKYO SERVICE WORKSHOP」を、東京都品川区の日本通運倉庫内に開設したと発表した。


TOKYO SERVICE WORKSHOPのオープニングセレモニーに参加した(左から)佐藤泰広ABBエレクトリフィケーション事業本部サービス事業部長、石川 雅康ABBバイスプレジデント(同本部)、ロイック・ペコンドン-ラクロワABB代表取締役、スチュアート・トンプソンABBエレクトリフィケーションサービス プレジデント、杉山千尋日通副社長、越田義昭日通執行役員、千葉浩人日通部長(プレスリリースより引用)

AIの普及やデータセンターの拡張、半導体需要の拡大、脱炭素化の進展などを受け、世界的に電力需要が高まっており、日本国内でも半導体工場やデータセンター、再生可能エネルギー関連施設などの建設・拡張が進み、安定した電力供給を支える受変電設備の重要性が増していることを重視。

同時に、電気設備の高度化・大規模化に伴い、専門的な保守人材の育成、保守パーツの安定供給、設備停止時間の短縮が課題になっていることも考慮し、拠点を設けることにした。ABBが日本で同種の拠点を立ち上げるのは初めて。

高圧・低圧スイッチギアなどのABB製品について、実機を活用したデモンストレーションや検証、サービスエンジニアおよびサービスパートナー向けの教育・認定を国内で実施することで、現場対応力を高め、顧客設備の安定稼働と設備停止時間の短縮を後押しする。

新拠点は東京港、大井コンテナふ頭、JR貨物東京貨物ターミナル駅、羽田空港と物流関連のインフラに近接している。立地の特性と日通の物流網を最大限活用し、国内各地へのABB製品の安定供給に加え、海外現場への輸送にも対応する。

さらに、教育機能とパーツセンター機能を同一拠点に備えることで、技術者の育成から保守パーツの供給、現場対応までを一体的に行い、ABB製品の保守サービスの迅速化と品質向上を実現する構え。

ABBと日通は既にABB製品の輸送・据付、組み立て・メンテナンスなどの領域で協力関係にある。今回の拠点開設を契機に、ABBの製品・技術力と、日通の調達・通関、輸送、保管、搬入・据付などの物流ノウハウを組み合わせ、教育・認定から現場対応まで連携して提供することで、国内の電気設備の安定稼働と、保守サービスの高度化つなげる。

(藤原秀行)

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