中東情勢影響で不安定な状況下でも安定して調達継続
ミスミグループ本社は10月16日、工場で保守やメンテナンスなどに必要な手袋や工具、マスクといった間接材を効率的かつ安価に調達できるようサポートするサービス「MISUMI floow」(フロー)に関し、自動車エンジン用のパイプ加工部品などを手掛ける江崎工業(東京都大田区大森北)が栃木工場(栃木県栃木市)に導入したと発表した。
MISUMI floowは高い頻度で使うものはミスミグループが独自の自販機を顧客の工場に設置し、管理者らが必要なタイミングですぐに購入できるようにするなど、各工場のニーズに応じて細かくサポート。併せて、在庫管理はミスミグループが担うことで顧客の製造業が発注など間接材管理に要する手間を大幅に減らし、製品改良など事業の中核部分により経営資源を投入することを後押ししている。
栃木工場は手袋やテープ、ウエス、ストレッチフィルムなど、日々の製造ラインに欠かせない間接材を数多く使用しているが、直接材のように計画的な発注には乗せづらく、現場での在庫の目視確認とFAXでの都度発注に長年頼っていた。
各現場からの注文依頼を受け、事務スタッフが注文書を発行し、上司の承認を経て発注部署へ届ける作業は手間を要し、建屋が離れているため半日仕事になることもあったという。
そのため、出庫登録者ごとの明細や月次利用状況を可視化し、出庫分のみを請求するMISUMI floowの採用に踏み切った。
導入後、ミスミが江崎工業の間接材在庫を管理し、在庫切れや過剰在庫のリスク低減を支援することで、人件費まで含めたトータルコストダウンを実現。中東情勢が不安定になった中でも、MISUMI floowで管理する手袋を欠品させることなく供給した。
さらに、ホームセンターやインターネット通販でも品薄となるほど需給が逼迫したパーツクリーナーについても、専任担当者が需要動向を確認しながら調達に伴走し、工場の安定稼働を支援できたという。

自販機管理に加え、有事はミスミの専任担当者が安定稼働を支援(ミスミグループ本社提供)
(藤原秀行)







