事業所内で安全な通路設置せず・大阪労働局
大阪労働局は12月16日、事業所内に従業員が安全に通行できる通路を設けていなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで法人としての西濃運輸と同社松原支店(大阪府松原市)の安全管理責任者を大阪地検に書類送検した。
大阪労働局の発表などによると、今年9月に同支店敷地内の駐車場で、男性従業員が大型トラックにひかれて亡くなる事故が発生。羽曳野労働基準監督署が調査を続けていた。
同法は企業に対し、作業場に通じる場所や作業場の中に労働者が使用するための安全な通路を設けるとともに、常時利用可能な状態にしておくことを義務付けているが、同支店では守られていなかったという。
(藤原秀行)