振動が精密機器に与える影響を検証へ
国土交通省は1月10日、シベリア鉄道を使った2019年度の貨物輸送プロジェクト事業に関し、輸送時の振動が精密機器に与える影響をより詳しく検証するため、新たに1件を追加で行うと発表した。
関連記事:シベリア鉄道の貨物輸送、コストは海上比1・5倍かそれ以上に
既に日新、東洋トランス、日本通運が物流事業者として参加した3件を実施済み。新たに郵船ロジスティクスが精密機器と付属部品を今年の1~2月、名古屋からドイツのデュイスブルクまで運ぶ計画。
国交省などはパイロット事業を通じ、モスクワから西の欧州各都市までの間でリードタイムがどの程度掛かるかや、危険物の輸送に関わる手続きが具体的にどのようなものがあるのかなどを確認。航空や船舶に続く新たな国際輸送ルートとして活用できるよう検討を進めていく構え。
(藤原秀行)