新型アクチュエーター搭載し軽量・低消費電力実現、21年までの製品化目指す
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と信州大は1月14日、着用している際の拘束感が少なく、ストレスを回避できる新たな腰サポートウエアを共同で開発したと発表した。重量も2キログラム程度に抑制したほか、低商品電力を実現した。物を持ち上げる動作の負荷を減らせるのがメリット。
両者はさらに改良を進め、2021年までの製品化を目指す。NEDOが1月16、17日に東京・新宿で開催する「NEDO AI&ROBO NEXT シンポジウム」に出展する予定。
ポリ塩化ビニール(PVC)ゲルアクチュエーターを採用。取り付けたハーネスを引っ張ることで、装着した人が物を持ち上げる動作をサポートする仕組み。電力消費量を減らしているほか、アクチュエーター自体も弾力的に変形しやすい特性を持っており、動作を拘束しにくくなるという。
サポートウエアの外観
サポートウエアの仕組み※クリックで拡大(いずれもNEDOと信州大のプレスリリースより引用)
(藤原秀行)