野村不動産と安田倉庫が東京・東雲で2・2万平方メートルの物流施設を共同開発

野村不動産と安田倉庫が東京・東雲で2・2万平方メートルの物流施設を共同開発

都心人口集積エリアへの即日配送可能、将来対応の事務所拡張スペースも設置

野村不動産と安田倉庫は6月1日、共同で開発した物流施設「Landport(ランドポート)東雲・安田倉庫」(東京・江東区東雲)が5月29日に竣工したと発表した。野村不動産の同ブランドとしては20棟目の案件となる。

地上4階建て、延べ床面積は2万2088平方メートル。野村不動産が倉庫事業者と共同開発に臨んだのは初めて。安田倉庫が1棟借りし、医療機器などを扱う同社東雲営業所(東京メディカルロジスティクスセンター)として運用する。


新施設の外観

首都高湾岸線の有明ICから約2・3キロメートル。羽田空港や東京港、横浜港などの主要な物流関連インフラへのアクセスに優位性がある。山手線東南エリアまで30分圏内に位置し、人口集積エリアへの即日配送も可能と見込む。

2面L字バースを採用し、高回転の入出荷にも対応。計49台分のトラック駐車場・待機場を確保している。2~4階には作業用空調、4階にはカフェテリアを取り入れ、働きやすい環境の整備に努めている。

さらに、駅に近い立地の強みを生かし、事務所利用ニーズにも対応できるよう将来対応の事務所拡張スペースを設置している。


ピロティ


カフェテリア


4階からの眺望(いずれも野村不動産提供)

(藤原秀行)

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