調剤薬局向けに宅配・決済を包括支援、多様なサービス開発も視野
医薬品卸大手アルフレッサとヤマトホールディングス傘下で法人向け物流を手掛けるヤマトロジスティクスは6月26日、新型コロナウイルスの感染拡大で導入拡大が見込まれるオンライン診療・処方への対応で相互協力すると発表した。
オンライン診療を活用した医薬品処方に関し、両社が連携して調剤薬局から患者への処方薬宅配や決済などを包括的にサポート。病院や調剤薬局、地域住民らの利便性向上を後押しする。処方薬を宅配する際の専用資材開発などの面でも共同研究を進め、多様なサービスの開発を視野に入れている。
併せて、ヤマト運輸のホームページ内に同日、調剤薬局向けの専用サイトを開設。ヤマトグループが提供している、オンライン処方に活用可能な配送・決済サービスや梱包資材などを紹介している。
アルフレッサとヤマト運輸は2019年、「医薬品流通研究会」を設置。医薬品に関する適正な物流網の在り方などを研究し、同9月には調剤薬局向けの在宅医療支援サービスを発表している。
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(藤原秀行)