10月開始予定、保管からレンタル、処分・買い取りをワンストップで利用可能に
野村不動産は9月9日、同社グループが開発した新築分譲のマンションや戸建て住宅などの入居者向けに、新たに多機能型収納サービス「WONDER STYLE(ワンダースタイル)」を10月に始めると発表した。
預けたい荷物の集荷・配送まで担う「宅配型トランクルーム」を展開しているエアトランク(東京都千代田区紀尾井町)と業務提携して新サービスを提供。荷物の保管からレンタル、処分までをワンストップで手掛ける。両社は新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が増え、執務用スペースの確保を強いられるため、外部での収納ニーズが今後も見込めるとみている。
スマートフォンのアプリで荷物の預け入れや取り出しを予約すると、集荷や配送を無料で行う。サービスのユーザーは預けた布団や衣類をクリーニングに出したり、不要になった場合に処分や買い取りを代行してもらったり、寄付したりすることも可能。
さらに整理収納のプロから片付けのアドバイスを得たり、たまにしか使わない日曜大工用品やキャンプ用品をレンタルしたりすることもできる。
料金は月額税別4850円から。第1弾として2021年以降に首都圏4カ所で完成する野村不動産の「PROUD(プラウド)」ブランドの分譲マンション住民向けにサービスをオプション販売する。当初は首都圏でサービスを始め、関西や名古屋エリアにも拡大していきたい考え。
サービスを導入する2022年1月中旬完成予定の「プラウド浦安」(千葉県浦安市、いずれも野村不動産提供)
(藤原秀行)