JR貨物、新事務所高層化で用地を有効活用
JR貨物は9月16日、理想的な貨物駅の在り方を体現する「駅のグランドデザイン策定」プロジェクトに基づく第1号の取り組みとして、広島県福山市の東福山駅で新たな総合事務所(駅事務所)が完成したと発表した。
新事務所は地上3階建て、延べ床面積は約1000平方メートル。駅と利用運送事業者の事務所を一体化して高層にし、敷地内の用地を有効活用できるようにした。生み出したスペースは総合物流施設やトラック駐車場などへの活用を検討している。
新事務所はトイレなどをバリアフリー化し、浸水対策も施している。BCP(事業継続計画)の観点からトラック駐車スペースも確保した。
同プロジェクトは利便性や収益性の向上が見込める貨物駅で不要設備の撤去や建物の合築を進め、用地を生み出すことを目指している。
東福山駅の新事務所(JR貨物プレスリリースより引用)
(藤原秀行)