日鉄興和不動産が兵庫・尼崎で2棟目の物流施設完成、10・1万平方メートル

日鉄興和不動産が兵庫・尼崎で2棟目の物流施設完成、10・1万平方メートル

BTS型、耐震構造で大阪中心部へ10キロメートル圏内に位置

日鉄興和不動産が兵庫県尼崎市で開発を進めてきた物流施設「LOGIFRONT尼崎Ⅱ」が1月末に完成した。工事を担当した同じ日本製鉄グループの日鉄エンジニアリングが2月18日発表した。

新施設は地上4階建ての耐震構造で、延べ床面積約10万1000平方メートル。BTS型施設として建設した。テナント企業の詳細は開示していない。

地震エネルギー吸収能力の高い日鉄エンジニアリング製耐震部材「アンボンドブレース」を採用。テナントの要望を踏まえ、庫内にブレース(筋交い)がない構造、効率的な柱スパン計画、全館空調などのカスタマイズを実施した。外壁材へのサンドイッチパネル採用による断熱性確保など、従業員の働きやすさと環境負荷にも配慮している。

大阪市中心部から10キロメートル圏内に位置し、阪神高速道路の湾岸線東海岸ICから1キロメートル、中島ICから4キロメートル、阪神高速道路神戸線の尼崎東、尼崎西の両ICから5キロメートル。関西圏全体を網羅できる広域配送の物流拠点として機能すると見込む。


「LOGIFRONT尼崎Ⅱ」の外観(日鉄エンジニアリングウェブサイトより引用)

(藤原秀行)

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