3830平方メートル、現地2棟目
センコーグループホールディングスは4月14日、ランテック、中国の中外運跨境電商物流(シノトランスエア)と3社で共同出資している合弁会社「中外運扇拡国際冷鏈物流(上海)有限公司」が、中国・上海市嘉定区内に冷凍・冷蔵機能を備えた「上海低温物流センター」を3月25日から稼働させたと発表した。
シノトランスエアはセンコーグループの効率的な現場運営とランテックの冷凍・冷蔵物流の技術・ノウハウを活用し、中国国内の冷凍・冷蔵物流需要に対応するため設立。18年11月に稼働させた「北京物流センター」に続き、同社2拠点目の低温物流センターとなった。
新センターは上海港から約40キロメートル、虹橋空港から約13キロメートルに位置し、上海市と近郊主要エリアをつなぐ高速道路へのアクセスも良好。上海市と近郊地区をカバーできる好立地にある。
シノトランスエアのグループ会社が所有する倉庫の一部を賃借し、日本品質のサービスを提供できるよう改造。延べ床面積約3830平方メートルの2階建て冷凍・冷蔵倉庫で、トラックバースにはドックシェルター8基を設置。外気温に触れることなく保管商品の荷さばきが可能。
移動ラックやドックレベラー、垂直搬送機の導入で荷役効率の向上を図るとともに、冷凍・冷蔵設備も日本製の省エネ型の自然冷媒冷凍機を採用し、CO₂排出量削減にも配慮している。
シノトランスエアは新センターの稼働でさらなる事業拡大を図るとともに、中国における食品や酒類の輸出入・国内販売ライセンスを生かして、物流と商流を一体化させたサービスの提供も進める予定。
プレスリリースより引用
上海低温物流センターの概要
1.所在地 : 上海市嘉定区解放島東環路468号
2.建物構造 : 鉄筋コンクリート造り 高床式2階建て
3.延べ床面積 :3830㎡(約1160坪)
1F 冷蔵294㎡、冷凍1057㎡
2F 冷蔵186㎡、冷凍2293㎡
4.主要設備 : 垂直搬送機 2基
ドックレベラー 8基
ドックシェルター 8
(ロジビズ・オンライン編集部)