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プロロジス開発のオイシックス・ラ・大地向け物流施設が神奈川・海老名で完成、全館10度帯に

プロロジス開発のオイシックス・ラ・大地向け物流施設が神奈川・海老名で完成、全館10度帯に

当初から冷蔵倉庫として建設のBTS型は初、3・9万平方メートル

プロロジスが手掛けたオイシックス・ラ・大地専用の物流施設「プロロジスパーク海老名2」がこのほど竣工し、8月5日に竣工式典を現地で開催した。

同施設は地上4階建てのRC造(一部S造)で延べ床面積は3万8510平方メートル。オイシックスの要望を踏まえ、全館を10度帯の冷蔵倉庫として開発した。オイシックスは宅配サービス「Oisix(オイシックス)」専用の施設で、関東最大のマザーセンターと位置付け、全国の有機野菜農家や食品メーカーなどから調達した生鮮食品を地域別に出荷する拠点として運営。人手不足や取扱数量の増加を踏まえ、積極的に自動化・省力化設備を導入する予定。

プロロジスがBTS型物流施設で当初から冷蔵倉庫として建設したのは今回が初めて。同社が担った冷蔵倉庫としても過去最大規模という。


「プロロジスパーク海老名」の全景(プロロジス提供)

1階の一部にはマイナス20度の冷凍設備を設置。大型車両が2階部分へ直接アクセス可能なスロープを設け、ドックシェルターを備えたトラックバースを1・2階に合計40台分整備している。併せて、約110台分の自動車用駐車場を設け、周辺地域からの通勤に対応。住宅が立地する敷地東側には防音壁を設置している。

入居企業のBCP(事業継続計画)支援の一環として、緊急地震速報や衛星電話、停電時にも簡易発電機の接続により開閉可能な電動シャッターを導入したほか、緊急時の荷物搬出口として3・4階にマシンハッチを設置した。また、近年増加傾向の水害への対策として、キュービクル(高圧受電設備)の設置高さを約2メートルかさ上げした。

環境負荷軽減への取り組みとして屋根面に約700キロワットの太陽光発電を取り付けるほか、倉庫部分にはプロロジスが開発し、通常のLED比で電気使用量が半減できる高天井用センサー付LED照明を採用。施設内の使用電力はグリーン電力(再生可能エネルギー由来の電力)を利用することが決定している。

気温・湿度・雨量・風速・地震などの環境データや、電気・水の使用量をリアルタイムで取得・分析可能な「プロロジススマートボックス」を提供、省エネルギーに寄与し効率的な倉庫運営をサポートする。

圏央道の圏央厚木ICから1・9キロメートル、海老名ICから約3・3キロメートルと至近。今年3月には約6キロメートルの場所で東名高速道路の綾瀬スマートICが開通、配送拠点としてさらに利便性が高まっている。圏央道と東名高速道路の交差部に当たり、関東全域および西日本方面や都心部へのアクセスに強みを持つ。約200メートルの地点を走る国道246号も利用しやすく、藤沢、鎌倉、横浜市中心部、首都圏西部など、首都圏主要消費地をカバーできるとみている。

また、小田急線の海老名駅からも約2キロメートルで、周辺には住宅地が広がっており、プロロジスは施設内従業員の雇用確保にも有利と期待している。


1階の倉庫内


自動化・省力化設備の導入を準備


大型庇がある2階のドッグシェルター付きトラックバース

竣工式典に出席したプロロジスの山田御酒社長は「着工も竣工も新型コロナウイルス感染拡大の中というのは初めて。非常に厳しい環境の中、予定通りに建築できたことには(関係者に)感謝申し上げたい」とあいさつ。

来賓として参加したオイシックス・ラ・大地の髙島宏平社長は「(宅配の取り扱い増への対応という)チャレンジを始めさせていただける環境を整えてくださってことに感謝したい」と語った。


あいさつする山田社長


謝意を述べる髙島社長

(藤原秀行)

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