「フィジカルインターネット」実現へ官民検討会議の初会合を10月6日開催

「フィジカルインターネット」実現へ官民検討会議の初会合を10月6日開催

経産・国交両省が発表、工程表策定に着手

経済産業、国土交通の両省は9月29日、世界を大きく変えたインターネットの形を物流の世界で再現し、業務効率化や省人化などを図る考え方「フィジカルインターネット」を日本の物流領域で実現するための方策を検討する官民の検討会議を設置すると発表した。10月6日にオンラインで初会合を開く。

フィジカルインターネットは、ネットが各地の通信設備や回線を利用者間で共有することにより情報を瞬時にやり取りできるようになったのにならい、トラックや倉庫、パレットといった物流のフィジカル(物理的)な要素をあらゆる事業者や利用者が共有。その都度最適なアセットを使えるようにし、輸送・保管効率向上などにつなげることを目指している。

会議は両省が事務局を務め、有識者や物流関連の業界団体幹部らで構成。2040年の在るべき物流の姿としてフィジカルインターネットを実現するためのロードマップ(工程表)作成を目指す。

(藤原秀行)

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