日鉄興和不動産の近畿圏3棟目物流施設が完成、オカムラが1棟借り

日鉄興和不動産の近畿圏3棟目物流施設が完成、オカムラが1棟借り

2・9万平方メートル、大阪中心から10キロメートル圏内

日鉄興和不動産は10月26日、近畿圏で自社開発としては3棟目となる物流施設「LOGIFRONT尼崎Ⅳ」(兵庫県尼崎市)が竣工したと発表した。10月14日に現地で竣工式を開催した。オカムラが専用施設として1棟借りしている。

鉄骨造の地上2階建て、延べ床面積は2万9435平方メートル。大阪市中心街から10キロメートル圏内に位置し、阪神高速道路湾岸線の東海岸ICから約1キロメートル、中島ICから約4キロメートル、阪神高速道路神戸線の尼崎東ICと尼崎西ICからそれぞれ約5キロメートル。近畿エリア全体を網羅できる広域配送の物流拠点として強みを持つ。

オカムラの関西エリア物流拠点再編、統合に合わせて新施設を活用。同社と設計着手時から施設計画の在り方を協議し、2階建て・BOX型の基本計画を採用した。併せて、物流配送効率を高めた両面バースの配置を決めた。

環境負荷軽減の取り組みとして、太陽光発電事業者と連携し、自家消費型太陽光発電設備を導入。太陽光で生み出した電力と合わせて、再生可能エネルギー由来の電力(トラッキング付きFIT非化石証書の活用)を使える「100%CO2フリー電力供給」を実現。ESG(環境・社会・企業統治)投資に配慮している。


「LOGIFRONT尼崎Ⅳ」の外観(日鉄興和不動産提供)

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事