「ゆうパケット」、10月も1割減で10カ月連続マイナス

「ゆうパケット」、10月も1割減で10カ月連続マイナス

好調なヤマトの「ネコポス」と対照的

日本郵便が12月1日公表した10月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち宅配の「ゆうパック」は前年同月比8・2%減の7661万6000個だった。前年の実績を7カ月連続で割り込んだ。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「巣ごもり需要」が盛り上がった影響で利用が急速に伸びた反動が続いている。

ゆうパックの中でも特に小型荷物に特化し、ECの商品発送に多く使われている「ゆうパケット」は10・8%減の3268万5000個と10カ月続いてマイナス。EC利用増加による取扱数の急拡大傾向から一転して不振が際立っている。

同じく住戸のポストに入る小型荷物向けの「ネコポス」が好調なヤマト運輸と対照的な動きを見せ続けている。

郵便物はトータルで1・9%減の13億2947万8000個だった。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事