2022年中に移転予定、大型サイネージで現場の様子紹介も
SBSホールディングスの鎌田正彦社長は1月4日、グループの全従業員に向けたオンライン配信の年頭所感で、2022年中に移転を予定している東京都新宿区西新宿の新本社では、ロボットなどの最先端技術を展示するショールームを設けることを明らかにした。
鎌田社長は昨年8月開催の決算説明会で、M&Aを重ねてきたことを踏まえ、SBSグループ各社の本社機能を東京・西新宿の「住友不動産新宿グランドタワー」に集約することを発表。フリーアドレスやペーパーレスといった業務改革も並行して推進する考えを示していた。
鎌田社長は年頭所感で「グループ会社が一堂に集結するが、グループの発展には物理的距離を縮めて一体運営し、スピードアップすることが不可欠」と新本社移転の狙いを説明。エントランスに大型サイネージ（電子看板）を設置し、現場の様子を来社した顧客に紹介する構想も明かした。
併せて、汎用性の高いEC物流システムの開発を進め、10年以内にEC物流で1000億円規模の売り上げを獲得していく考えを述べた。
（藤原秀行）
