海外事業拡大など担当へ
「空飛ぶクルマ」と物流向けドローンの開発を手掛けるSkyDriveは3月31日、リクルートグループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)リクルートストラテジックパートナーズの代表取締役やマクロミルの執行役員などを歴任した村井宏行氏が、最高戦略責任者(CSO)に就任したと発表した。
(左から)福澤知浩代表取締役CEO(最高経営責任者)と村井CSO(写真はいずれもSkyDrive提供)
村井氏は大阪大学経済学部を卒業後、NTTデータやソニー、リクルート、マクロミルを経て2022年2月にSkyDrive入りした。各社で事業開発、事業経営、M&Aやスタートアップ投資の仕事に携わり、リクルート在籍中にはASEAN(東南アジア諸国連合)で複数の事業子会社の設立と経営を担った。
帰国後は同グループのCVCリクルートストラテジックパートナーズの代表として米国やイスラエル、インド、日本などのスタートアップ企業投資に携わった。
SykDriveは「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに掲げ、物流向けドローンは既に販売を開始しているほか、「空飛ぶクルマ」も2025年の大阪・関西万博に併せて大阪ベイエリアでサービス開始を目指している。
村井氏にはASEANを中心とした海外での事業展開や海外からの資金調達の確度を上げる人脈、CVCの経営経験などを生かし、空飛ぶクルマと物流ドローンの海外事業戦略や経営戦略の策定、実行に当たる予定。
村井氏は「SkyDrive社のプロダクトが日本をはじめ、世界中で広く受け入れられるようにこれまでの経験を生かして様々な面で貢献できればと思っている」とコメントしている。
村井氏
■村井宏行氏略歴
2000年3月 大阪大学経済学部卒業
2000年4月 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ入社
2006年7月 ソニー株式会社入社
2007年4月 株式会社リクルート入社、ASEAN事業推進室長就任
2019年1月 株式会社リクルートストラテジックパートナーズ代表取締役就任
2020年8月 株式会社マクロミル入社、執行役員就任
2022年2月 株式会社SkyDrive入社、最高戦略責任者(CSO)就任
(藤原秀行)