三井住友FLグループと住友商事、大阪・高槻で初の物流施設共同開発へ

三井住友FLグループと住友商事、大阪・高槻で初の物流施設共同開発へ

2.9万㎡、23年5月竣工見込む

三井住友ファイナンス&リースは6月10日、子会社で不動産や再生可能エネルギーなどの事業を手掛けるSMFLみらいパートナーズが住友商事と組み、大阪府高槻市で初の共同物流施設事業となるボックスタイプのマルチテナント型物流施設「NEWNO・SOSiLA高槻」の工事を同日スタートしたと発表した。

地上4階建て(倉庫部分3階建て)、延床面積は8793坪(約2万9000平方メートル)を計画しており、2023年5月の竣工を見込む。

パレット4層積みに対応し、2・3階は1平方メートル当たり床荷重2.0トンを備え、紙や飲料などの重量物の保管にも適した仕様とする予定。2テナントへの分割貸しが可能。


竣工イメージ(三井住友ファイナンス&リース提供)

高槻市は、大阪と京都の2大都市の中間に位置し、地理的優位性から近年は物流の要衝としても注目されている。新名神・名神高速道路の高槻ICから約4.8キロメートル、名神高速道路の茨木ICから約6.8キロメートルで、西日本を広域にカバーできる立地と期待している。最寄駅からバス通勤も可能で、従業員確保に強みがあると見込む。

SMFLみらいパートナーズは2021年7月、不動産ブランド「NEWNO」を立ち上げた。「Make a New Normal(未来のあたりまえをつくる)」をコンセプトに掲げ、これまでに4物件を展開している。今回は住友商事が開発する「SOSiLA(ソシラ)」ブランドとの共同事業として「NEWNO」初の物流施設アセットとなる。

住友商事が開発する「SOSiLA」シリーズは竣工済物件が全国で計14棟に上り、今後も首都圏・関西圏を中心に全国で開発を目指す。


(三井住友ファイナンス&リース提供)

(藤原秀行)

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