アスクル創業者の岩田氏、Hacobu社外取締役に就任

アスクル創業者の岩田氏、Hacobu社外取締役に就任

オフィス用具通販成長の手腕と経験評価

Hacobu(ハコブ)は6月30日、オフィス用品通販大手アスクルの創業者で現在は企業コンサルティングを手掛けるフォース・マーケティングアンドマネージメント代表取締役CEO(最高経営責任者)の岩田彰一郎氏(71)が社外取締役に就任したと発表した。

アスクルを飛躍的に成長させた創業者としての経営経験や事業開発の知見に着目。社外取締役として経営に参画してもらい、経営体制の強化と事業成長の加速を図る。


岩田氏(Hacobu提供)

岩田氏は1986年プラス入社、92年に新規事業のアスクル立ち上げに参加し、97年の同事業分社独立とともにアスクル社長に就任、2000年に最高経営責任者(CEO)となった。豊富な品揃えや物流サービスの拡充などを積極的に進め、アスクルをオフィス通販大手に成長させた。

しかし、個人向け通販「LOHACO(ロハコ)」の運営をめぐる意見対立で筆頭株主のヤフーから事実上解任される形で2019年8月に代表取締役を退任。同年9月にフォース・マーケティングアンドマネジメントを設立し、現職。資生堂やエステーなどの社外取締役を歴任。経済同友会幹事を13~22年度まで務めるなど幅広い分野で活動している。

(藤原秀行)

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