自社第2弾案件の概要公表、24年夏竣工見込む
中国・平安グループの不動産会社アスコットは7月29日、自社開発としては第2弾となる仙台市で手掛ける物流施設の概要を公表した。
アスコットは中国で金融事業など幅広く手掛ける中国平安保険(集団)股份有限公司のグループ企業。SBIホールディングスも約35%出資している。同社は2021年、物流施設開発に新規参入。第1弾は埼玉県加須市でプロジェクトを進めている。
仙台市でも既に今年4月、開発用地の取得契約を締結したことを開示していたが、開発する物流施設についてはまだ内容を説明していなかった。
新たな物流施設「アスコット・プライム・ロジスティクス仙台扇町(仮称)」は地上4階建て、延床面積は約8370平方メートルを計画。2023年春に着工し、竣工は24年夏を見込む。
国道4号仙台バイパスの苦竹ICから約1.5キロメートル、仙台東部道路の仙台港ICから約3.5キロメートル。東北や関東の広域をカバーできる立地と見込む。
アセットマネジメントとプロジェクトマネジメントの両業務は三井物産リアルティ・マネジメントに委託する。
開発概要
所在地:仙台市宮城野区扇町5丁目10番17、18
交通:JR仙石線「福田町」駅徒歩11分、「苦竹IC」約1.5㎞、「仙台港IC」約3.5㎞、JR・地下鉄「仙台」駅約6.6㎞
敷地面積:約4,109㎡ / 約1,243坪
建築面積(予定):約2,271㎡ / 約687坪
延床面積(予定):約8,370㎡ / 約2,532坪
構造規模:鉄骨造 / 4階建
用途:倉庫・事務所
着工(予定):2023年春
竣工(予定):2024年夏
(藤原秀行)