貿易情報電子化プラットフォーム「TradeWaltz」、中小物流企業向け案件サービス「Beyond TheBook」と連携した利用プラン提供開始

貿易情報電子化プラットフォーム「TradeWaltz」、中小物流企業向け案件サービス「Beyond TheBook」と連携した利用プラン提供開始

中小フォワーダー・荷主のDX推進狙い、まず輸入業務からスタート

中小物流企業向け案件管理サービス「Beyond TheBook(ビヨンド・ザ・ブック)」を運営するフォーカスシステムズと、貿易情報一元管理システム「TradeWaltz」を手掛けるトレードワルツは12月12日、双方のシステムを連携させる「Beyond TheBook」Premiumプランの提供を同日開始したと発表した。

「Beyond TheBook」のシンプルなUI環境を保持したまま「TradeWaltz」を利用できるため、物流企業・荷主企業にとどまらず多岐にわたる業界間で貿易情報を共有することが可能になる。

まずは輸入業務領域から提供を開始。2023年春以降は輸出業務領域にも機能を拡張する大型アップデートを予定している。

「Beyond TheBook」は主に物流企業向けのサービスだが、新プランは対象ユーザー領域を中小フォワーダーから中小荷主にも広げている。フォワーダー実務に加え、荷主側の複雑かつ煩雑な一連の貿易実務も、よりシンプルにマネジメントできるようになり、両者に劇的な実務環境改善を提供できると強調している。

同プランで使える「TradeWaltz」機能は、以下の通り。
▶フォワーダー 「TradeWaltz」取引のアサイン管理
▶荷主     「TradeWaltz」取引の作成と管理、「TradeWaltz」経由での案件アサイン+基本機能

従来、基幹業務システムを構築しにくかった中小規模の荷主・フォワーダーにとって、使い勝手の良い基幹業務システムのサブスクリプションサービスの側面も併せ持っており、貿易ビジネスのデジタル化を後押しできると見込む。

(藤原秀行)※写真類は両社提供

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