ニトリHD、仙台と福岡に新たな自社物流センター開設へ

ニトリHD、仙台と福岡に新たな自社物流センター開設へ

拠点再配置の一環

ニトリホールディングス(HD)は12月19日、仙台市と福岡市に、新たに自社物流センターを開設すると発表した。

同社は総額約3500億円を投じて2.5万~12万坪規模の自社物流センターを8カ所に新設する国内物流拠点再構築を進めており、今回の2カ所もその一環。

「仙台DC」は地上4階建て、延床面積2万5418坪(8万4029㎡)、「福岡DC」も地上4階建てで3万3256坪(10万9939㎡)をそれぞれ予定。竣工は前者が2024年8月、後者が25年1月を見込む。

物流拠点の再構築は最適配置と機能集約を柱に位置付けている。出店加速やEC需要拡大などによる物量増加に対応する機能拡充に加え、CO2排出抑制や業務効率向上、コストの大幅な削減を目指している。グループで物流機能を担うホームロジスティクスが主導して推進している。

今回の2拠点は、既に公表している石狩DC(北海道)、神戸DC、名古屋DC、幸手DC(埼玉)に続くものとなる。

【仙台DC】

仙台港や仙台東部道路の仙台港ICから5km圏内に立地。既存の仙台DCから移設、機能集約で東北エリア全体をカバーする物流拠点として稼働させる。

施設概要
(1) 名 称 :仙台DC
(2) 住 所 :〒983-0002 宮城県仙台市宮城野区蒲生3丁目9-1
(3) 構 造 :RCS造一部S造、耐震構造、地上4階建
(4) 敷地面積 :12,301坪、40,663㎡
(5) 延床面積 :25,418坪、84,029㎡
(6) 着工時期 :2023年4月1日予定
(7) 竣工時期 :2024年8月1日予定

【福岡DC】

博多港コンテナターミナルから700mほどの距離に位置し、海外コンテナのドレージ輸送に適した立地。既存の九州DC(糟屋郡篠栗町)からは16kmほどの距離にあり、両DCで中国・九州・沖縄エリアを広くカバーする計画。

施設概要
(1) 名 称 :福岡DC
(2) 住 所 :〒813-0019 福岡県福岡市東区みなと香椎3丁目29-10
(3) 構 造 :S構造、耐震構造、地上4階建
(4) 敷地面積 :12,397坪、40,982㎡
(5) 延床面積 :33,256坪、109,939㎡
(6) 着工時期 :2023年10月1日予定
(7) 竣工時期 :2025年1月1日予定

(藤原秀行)※写真はホームロジスティクス提供

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