船の遅れなどで離島向けも影響
12月20日まで続く大雪の影響は物流業界にも及んでいる。道路の通行止めなどで東北や北陸、甲信越の各エリアを中心に、荷物の配達に遅れが発生。一部は荷物の引き受けも一時停止を余儀なくされている。船の遅れなどで離島向けの荷物も影響を受けている。
ヤマト運輸は同日午前9時現在、全国から新潟県宛ての宅配荷物の預かりを停止しているほか、既に預かった荷物も配達に遅れが生じている。全国から北海道宛て、新潟県から全国宛ての荷物も遅れが発生している。
佐川急便も同日午前9時現在、新潟県内の長岡、小千谷、柏崎、新潟の各市など広範囲にわたり宅配荷物の配達・預かりを一時ストップしている。さらに、石川県の輪島市（門前町除く）で配達や預かりに遅れが出ている。全国から北海道、沖縄に宛てたり、北海道と沖縄から出したりする荷物も配達に遅延が生じている。
日本郵便も同日午前11時現在、山形と新潟、石川の3県の一部郵便局で窓口業務を休止。北海道、青森県、長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県、鹿児島県奄美群島、沖縄県で引き受け・配達となる郵便物・ゆうパックなどの一部の配達に遅れが出ている。特に新潟県は数日程度の遅れが見込まれているという。
西濃運輸は同日午前8時現在、山形と福島、新潟、石川、兵庫、奈良、広島の7県の一時エリアで集荷・配達に半日から1日程度の遅れが発生。新潟と長野県の一部エリアは見合わせている。
福山通運も同日午前10時現在、新潟県内の長岡、柏崎の両市などで特に配達遅延の影響が大きく出ている。
（藤原秀行）
