【物流で光るCSR】富士ロジテックHD、物流倉庫を地域の「非常時電源」として提供する電源ドナー協会に加盟

【物流で光るCSR】富士ロジテックHD、物流倉庫を地域の「非常時電源」として提供する電源ドナー協会に加盟

電動フォークのバッテリー活用、静岡の3拠点で在宅患者の医療機器へ給電可能に

富士ロジテックホールディングス(HD)は9月15日、一般社団法人電源ドナー協会に加盟したと発表した。

同協会は災害による停電時に、倉庫で稼働する電動フォークリフトのバッテリーからインバータを介して交流100Vの電力を取り出し、人工呼吸器の使用など、電源の確保が生命の維持に直結する在宅患者へ提供する取り組みです。

富士ロジテックHDは倉庫、静岡県内の3拠点を給電拠点として登録したと発表した。ました。

市街地に立地する倉庫を有事の際の電源拠点として活用することもその役割のひとつと捉え、地域の共助の一端を担ってまいります。


倉庫内で稼働する電動フォークリフトからインバータを介し電源を取り出す様子


給電拠点として登録した「浜松ロジスティクスセンター」

在宅で酸素療法(HOT)を受けている方は全国で17万人以上の達し、全身の筋肉が動かせなくなる進行性の難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」の患者は静岡県内に約250~260人いる。その3割ほどが日常的に人工呼吸器を装着している。医療的ケア児(18歳未満)は県内に714人、18歳以上を含めると4381人に達するという。

災害時に備えて自宅に配備する発電機やポータブルバッテリーは稼働時間に限りがあり、避難所の電源使用にも制限がある。

そうした状況に対応するため、同協会は電動のフォークリフトに装着している大容量のバッテリーを活用できることに着眼。医療的ケアとして電源を必要とする人に物流倉庫が保有する設備をつなぐネットワークを構築することを目指している。

登録した富士ロジテックHDの拠点は三島倉庫(静岡県三島市松本175)、長沼倉庫(静岡市葵区長沼3-7-1)、浜松ロジスティクスセンター(浜松市中央区上石田町956-1)。

倉庫で使用している電動フォークリフトのバッテリーにインバータ(直流電源を交流100Vに変換して出力する機器)を接続して電力を取り出す。三島倉庫・長沼倉庫では防災備蓄品として既に保持していたインバータを活用し、浜松ロジスティクスセンターは今回の加盟に際して新たに導入したという。

利用の際は、あらかじめ登録拠点へ電話で連絡してもらい、受け入れ可能な場合に給電する。利用を希望する人にはポータブルバッテリーを持参してもらい、拠点内で充電して持ち帰ってもらう運用を想定している。


電源ドナーの流れ

(藤原秀行)※いずれも富士ロジテックHD提供

災害/事故/不祥事カテゴリの最新記事