若手人材の確保狙い、前年から大幅積み増し
大和ハウス工業の芳井敬一社長は12月27日、大阪市内で記者会見し、2023年4月に入社する新入社員の初任給を2万~2万500円引き上げると発表した。
初任給の引き上げは2年連続。22年度の4000円から引き上げ額を大幅に積み増す。
人手不足に加え、物価上昇が続いて生活環境が厳しいため、待遇を改善し住宅や商業施設、物流施設、データセンターなどの開発・運営事業に若い人材を確保したい考え。
引き上げは大和ハウス本体の内定者約700人が対象で、大卒や短大卒、高専卒が2万円、大学院卒が2万500円と設定。グループ企業は対象に含まれない。
併せて、23年4月時点で入社2~3年目の社員も給与を引き上げる方針。
(藤原秀行)