2020年5月完成予定で投資額は33.7億円
鴻池運輸は3月5日、2020年5月の完成・稼働予定で愛知県愛西市に飲料メーカー向け配送センターを新設すると発表した。投資額は33億7000万円で4月より建設工事に入る。東海エリアにおける配送業務の強化・拡充を目的とするもので、愛知県下では同社3番目の物流拠点となる。
完成予定図(鴻池運輸ニュースリリースより)
新センターは大手飲料メーカーのビール、洋酒、食品などの保管・配送拠点として開設・運営する。東名阪道・弥富IC付近に敷地面積1万7708平方メートル、延べ床面積1万4983平方メートル、鉄骨造3階建ての常温倉庫を建設し、今後さらに増加が予想される飲料製品の生産量・販売量へ対応する。
施設内にはエレベーター1基と垂直搬送機3基、13カ所の積み降ろしバース、大型車20台および乗用車40台が収容できる駐車場を設置する。予定従業員数は30人。
同社は現在、愛知県内で「大府配送センター」(大府市)と「名古屋定温流通センター」(名古屋市)を稼働しているが、新センターの完成によりさらに大量の製品を取り扱うことができるようになる。物流拠点の整備を通じて安定的な倉庫運営と物流サービスを提供していく考え。
(鳥羽俊一)