リンクスが新たに米中の産業用カメラメーカー2 社と代理店契約締結、AGVも取り扱い

リンクスが新たに米中の産業用カメラメーカー2 社と代理店契約締結、AGVも取り扱い

国内市場でシェア拡大目指す

製造業や物流業界の現場作業を改善できる先端技術の専門商社リンクスは2月24日、中国最大級の産業用カメラメーカーHuaRay Technology(ファーレイテクノロジー、浙江省)と、同社が提供している「iRAYPLE(アイレイプル)」ブランドの産業用カメラ、産業用コードリーダ、AGV(無人搬送ロボット)ソリューション製品の代理店契約を締結、日本での販売を開始すると発表した。

併せて、世界大手の計測器メーカー米Teledyne Technologies(テレダインテクノロジー、ニューヨーク州)傘下の産業用カメラブランドTeledyne DALSA(テレダインダルサ)、Teledyne Photometrics(テレダインフォトメトリクス)、FLIR Integrated Imaging Solution(フリアーインテグレートイメージングソリューション)の産業用カメラ製品の代理店契約も結んだと発表した。

リンクスは1997年、ドイツのMVTec Software(エムヴイテック・ソフトウェア)との総代理店契約を締結し、画像処理ライブラリ「HALCON(ハルコン)」の販売をスタート。日本国内だけで累計10万以上の画像処理システムで利用されるなど、国内で圧倒的なシェアを有している。

2009年からは、ドイツのBasler(バスラー)と国内総代理店契約を締結し、同社製品の国内展開を図り、画像処理領域におけるリーディングカンパニーとして、製品の拡大、普及に注力してきた。

新たに中国、北米を代表する産業用カメラメーカー2社とそれぞれ契約することで、国内の産業用カメラ市場で一段のシェア拡大を目指す。

Huaray Technologyの「iRAYPLE」ブランドは生産における圧倒的なスケールメリットを背景として、他社と一線を画す低価格、短納期でのカメラ提供を実現。マシンビジョンの多種多様なニーズを深く理解した上で、製品ラインナップを拡充し続け、カメララ
インナップは既に200種類を突破。他社トップメーカーのラインナップのほとんどをカバーしている。

Teledyne DALSA、Teledyne PhotometricsとFLIR Integrated Imaging Solutionは、DALSAやFLIR(旧Point Grey)といった大手産業用カメラブランドを傘下に置く。イメージング技術のリーディングカンパニーとして、独自のCMOSセンサー開発からカメラ開発までを1社で完結できる高い技術力を有し、幅広い市場・技術分野で製品化できるのが強み。

リンクスは既に販売中のドイツBasler製品と、今回の新たな提携で加わる豊富な産業用カメララインナップで、日本国内における産業用カメラのシェアトップを目指す。

新たに取り扱う製品群(いずれも2月22日販売開始)

製品名:iRAYPLE 産業用カメラシリーズ


製品名:iRAYPLE 産業用コードリーダシリーズ


製品名:iRAYPLE AGV ソリューション


製品名:Teledyne FLIR、Teledyne DALSA エリアセンサーカメラ


製品名:Teledyne DALSA ラインセンサーカメラ


製品名:Teledyne DALSA 画像入力ボード


製品名:Teledyne Photometrics サイエンスカメラ

(藤原秀行)※いずれもリンクス提供

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