大和ハウス、富山・高岡で北陸2棟目のマルチテナント型物流施設竣工

大和ハウス、富山・高岡で北陸2棟目のマルチテナント型物流施設竣工

1.7万㎡、中日本エリアのカバー可能

大和ハウス工業は2月27日、富山県高岡市で、同社としては北陸地方で2棟目となるマルチテナント型物流施設「DPL富山高岡」(延床面積1万6756㎡)が2月28日に竣工すると発表した。最大3社のテナント企業が入居可能。


「DPL富山高岡」外観

北陸地方は新型コロナウイルス禍による巣ごもり消費の拡大もあり、ドラッグストアの出店数増加が進んだことなどで、商品を保管・流通加工できる物流施設の需要が堅調に推移。中でも富山県は北陸自動車道や能越自動車道、東海北陸自動車道により北陸地方全域や東海地方へアクセスできるため、物流施設開発の要所になっている。

大和ハウスは2021年5月、富山県射水市で北陸地方初のマルチテナント型物流施設「DPL富山射水」(延床面積2万4284㎡)を開発。交通利便性の高さが評価され、竣工から8カ月で満床になったという。

北陸での賃貸型物流施設の需要に対応するため、富山県高岡市で2棟目の案件に踏み切った。

北陸自動車道の高岡砺波スマートICから約1.2kmに位置。富山県に加え、新潟県や愛知県、岐阜県などにも短時間でアクセスすることが可能で、中日本エリアをカバーする物流拠点として機能すると見込む。

また、産業団地「ICパーク高岡」内に開発するため、産業団地内の工場で生産する商品の保管場所としても利用できると説明している。

空調や照明などで省エネ設備を導入し、一般的な物流倉庫と比較して1次エネルギー消費量を50%以上削減できる「ZEB Ready」を達成した。「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」では最高ランクとなる五つ星ランクを取得した。

■建物概要
名称:「DPL富山高岡」
所在地:富山県高岡市ICパーク1番
交通:北陸自動車道「高岡砺波インターチェンジ」から約1.2km
敷地面積:29,844.04㎡(9,027.82坪)
延床面積:16,756.33㎡(5,068.78坪)
賃貸面積:16,576.69㎡(5,014.44坪)
構造・規模:鉄骨造 平屋建て
設計・施工:塩谷建設株式会社
着工日:2022年3月14日
竣工日:2023年2月28日
稼働日:2023年2月28日

(藤原秀行)※いずれも大和ハウス工業提供

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