コマースロボティクス、COOに日本オラクル出身の森氏が就任

コマースロボティクス、COOに日本オラクル出身の森氏が就任

海外戦略強化へ

EC事業者向けのシステム開発を手掛けるコマースロボティクスは3月2日、執行役員COO(最高執行責任者)として3月1日付で森陽介氏が就任したと発表した。

森氏は米国のジョージワシントン大学を卒業後、日本オラクル入社。米コロンビア大学と英国のロンドン大学でMBA(経営学修士号)を取得した。同社が経営課題に掲げている海外戦略強化に向け、海外経験豊富な森氏を招き、経営体制を拡充するのが狙い。

コマースロボティクスは2021年、BtoBのECを支える情報システム「Global B2B Platform」の自社開発をスタート。海外市場への販売も視野に入れている。

海外の事業者が日本でECを展開できるようサポートするAirtradeサービスは海外企業(累計100社以上)と2022年は年間25億円以上を取り引きし、海外顧客数も順調に伸びているという。

SaaSサービスも海外市場への拡大を重点戦略としており、開発拠点のあるインドを中心に拡販を検討。IPO(新規株式公開)に向けてマネジメント体制強化が不可欠となっている。

また、グローバル企業を目指すため、外国人採用も積極的に行っており、今年度は、韓国人大学新卒採用(2人)やインド工科大学からインターン採用(3人)を実施した。

(藤原秀行)

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