岸田首相、東証プライム市場上場企業で「2030年までに女性役員比率30%以上目指す」

岸田首相、東証プライム市場上場企業で「2030年までに女性役員比率30%以上目指す」

短期的な数値目標設定など検討へ

岸田文雄首相は4月27日、首相官邸で開催した「男女共同参画会議」(議長・松野博一官房長官)で、女性活躍促進の一環として、東京証券取引所プライム市場に上場している企業で、2030年までに女性役員の比率を30%以上まで高めることを目指す考えを明らかにした。

今後、内閣府を中心に、短期的な数値目標の設定や行動計画の策定などを検討する。6月に同会議が決定する女性活躍・男女共同参画の重点方針(女性版骨太の方針)に反映させることも念頭に置いている。

岸田首相は「従来よりも踏み込んだ具体策を講じ、社会全体における女性登用の促進に弾みを付けていく」と語った。

内閣府が同会議に提出した資料によると、プライム市場上場企業のうち、女性役員がいない企業の割合は18.7%に上る。女性をどの程度登用しているかの情報を投資判断の上で活用している機関投資家は6割を超えているという。


会議で発言する岸田首相(首相官邸ホームページより引用)

(藤原秀行)

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