いすゞ、カーボンニュートラルや物流DX対応で30年までに総額1兆円規模を投資へ

いすゞ、カーボンニュートラルや物流DX対応で30年までに総額1兆円規模を投資へ

新たな経営理念体系を公表、全カテゴリーへの電動車導入など表明

いすゞ自動車は5月12日、グループの新たな経営理念体系「ISUZU ID(イスズアイディー)」を策定したと発表した。


(プレスリリースより引用)

項目として、
・PURPOSE(使命):地球の「運ぶ」を創造する
・VISION(将来像):「安心×斬新」で世界を進化させるイノベーションリーダー
・MISSION(任務):あなたと共に「運ぶ」の課題を解決する
・CORE VALUE(コア・バリュー):相互成長
――を設定。

デザインは「1人ひとりの価値観から使命まで、全てをつなぐリボン」を表現しているという。同社は「このリボンは様々な変化や挑戦にしなやかに対応し、自在に形を変えながら、全ての行動・仲間全員を束ねていくイメージを重ねている」と説明している。

具体的な行動としては、カーボンニュートラルや物流DXなどの課題に対応するため、2030年までに総額1兆円規模の研究開発・設備投資・事業投資を行う方針を打ち出している。

カーボンニュートラルに関しては、
・全カテゴリーへの電動車導入、ラインアップ拡充の本格化
・顧客や社会の脱炭素化に貢献するサービスの拡充
・事業所のCO2削減・資源循環の推進
――を設定。

物流DXについては、
・コネクテッドサービスの進化・拡充
・自動運転の実用化に向けた技術開発
・新時代の「運ぶ」を創造する新サービスの可能性を追求
――を据えている。

同社は「より具体的な取り組み内容については、今後、適切なタイミングで公表する予定」と強調している。

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事