大和ハウス、北海道・北広島市で2万㎡のマルチ型物流施設着工

大和ハウス、北海道・北広島市で2万㎡のマルチ型物流施設着工

工業団地内4棟目、24年5月末竣工見込む

大和ハウス工業は6月8日、北広島市の「北広島市輪厚工業団地」内で4棟目となるマルチテナント型物流施設「DPL札幌南Ⅳ」を開発すると発表した。

平屋建てで延床面積は2万160㎡を計画しており、2024年5月末の竣工を見込む。


外観パース

道央自動車道の輪厚スマートIC、北広島ICに近接し、札幌市街地から約22km。降雪時も市街地へ安定した配送が可能な距離とみている。

道央道を利用することで新千歳空港や苫小牧港、小樽港へもアクセスしやすく、札幌市街地への近距離配送に加え、国内外の広域輸送や物流拠点としても強みを持つ立地と期待している。

最大2テナントが入居可能な設計で、両面トラックバースを採用。2.5tフォークリフトにも対応した設計となっており、効率的な物流オペレーションやテナント企業の幅広いニーズに対応可能と想定している。

大和ハウスは道内でマルチテナント型物流施設「DPL札幌東雁来」(満床)、「DPL札幌レールゲート」やBTS型物流施設など合計10棟、総延床面積約30万㎡の物流施設開発を手掛けてきた。

2015年には、札幌市に隣接する北広島市の「北広島市輪厚工業団地」内の約20万㎡の用地を「D-Project Industry 札幌南」として取得し、マルチテナント型物流施設「DPL札幌南Ⅰ」(満床)、「DPL札幌南Ⅱ」(満床)、「DPL札幌南Ⅲ」(2023年8月竣工予定)のプロジェクトを進めている。


(いずれも大和ハウス工業提供)

■建物概要
名称:「DPL札幌南Ⅳ」
所在地:北海道北広島市輪厚工業団地1丁目3-4、3-5
交通:道央自動車道「輪厚スマートインターチェンジ」から約3km、道央自動車道「北広島スマートインターチェンジ」から約5km
敷地面積:29,804.93㎡(9,015.99坪)
延床面積:20,160.00㎡(6,098.40坪)
賃貸面積:20,043.14㎡(6,063.05坪)
入居テナント数:最大2テナント
構造・規模:鉄骨造・平屋建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業株式会社
設計・施工:JFEシビル株式会社
着工日:2023年6月9日
竣工予定日:2024年5月31日
入居予定日:2024年6月1日

(藤原秀行)

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