【動画】エキチカ店舗でアパレル通販商品の受け取り~試着可能に

【動画】エキチカ店舗でアパレル通販商品の受け取り~試着可能に

ヤマトシステム開発などが新サービス利用デモを公開、返品対応も

ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発(YSD)は3月26日、インターネット通販で購入したアパレル商品を駅近くにあるリフォーム店の実店舗で受け取り試着、希望に応じてその場でサイズ直しを実費で頼める新サービス「Fittingステーション」のデモンストレーションを東京都内でメディア向けに公開した。

サービスは洋服のサイズ直しなどを手掛けるおしゃれ工房(東京)、フォルムアイ(大阪市)、リフォームスタジオ(東京)の3社と連携して今月25日に開始した。この3社が運営する店舗の中からサービス対応しているところにアパレル商品を出荷、ユーザーは商品が届いた日を含めて3日間であれば、仕事帰りなどの都合良いタイミングで店舗を訪れてサービスを利用できる。

商品の受け取りから試着までは料金が不要。商品に不満があればその場で返品の手配も可能だ。YSDがアパレルの通販と実店舗を結び付ける全体のコーディネーター的な役割を果たしている。

アパレルは当初、三陽商会、ワールド、ライフスタイルアクセント(熊本市)の3社が参加。4月からはバーニーズジャパンも加わる予定という。当初は東京都内の14カ所と横浜市2カ所、千葉市1カ所でスタートしており、アパレルの社数と店舗数はいずれも順次増やしていきたい考え。

店舗に商品を届けるまではヤマトだけでなく、佐川急便や日本郵便も担う。各社にとっては配送先や回収先を実店舗に集約することで物流業務効率化を期待できるという副次的側面もありそうだ。

メーカーにとっての“仮想店舗”の役割期待も

デモは東京・西新宿の京王線初台駅に直結している高層ビルの1階で営業している「おしゃれ工房 東京オペラシティ店」で実施。ユーザー役のヤマトグループ社員が店舗を訪れ、アパレルの購入商品を受け取った後、その場で試着、サイズ直しを依頼するまでの流れを実演してみせた。


デモを行った「おしゃれ工房 東京オペラシティ店」

店頭で試着やサイズ直しなどが可能

すぐに商品を受け取ることができる


店舗で商品を受け取り、試着などを依頼するまでのデモ

YSDは18年に東京都内で実証実験を行い、アパレル7 社が参加。好評だったため、本サービス開始となった。実験の際、試着に加えてサイズ直しまで依頼したいとの声があったことをサービス内容に反映させた。

サービス開発に携わったYSD e-通販ソリューションカンパニーFittingステーション推進プロジェクトの会田翠プロジェクトリーダーは「自分自身、ネット通販を利用する中でこういうことができればいいなと思いサービスを発案、採用された。実証実験でもお客さまに評価いただけた」と回顧。新サービスの効果として「1カ所で簡単に試着までできるため、アパレルの商品を通販で購入する際の不安をやわらげることができる」と強調する。

新サービスに参加するアパレル各社も効果に期待を寄せている。デモを見守った三陽商会経営統轄本部の岩崎麻佐子企業コミュニケーション部長と菊池恵生企業広報課長代理は「高額商品も多いだけに、実際に試してみて着心地や質感、サイズをしっかり確認したいとお考えのお客さまがたくさんいらっしゃる。そうした方々にとっても非常に貴重なサービス」と歓迎している。

ワールドのコーポレートコミュニケーション部広報課の阿部あゆ子氏は「店舗が駅に近いという点が大きなポイント。個々のお客さまの生活リズムに合わせた最適なタイミングの受け取りが可能になる」と指摘。ライフスタイルアクセントの山岡真由子、日下部純一の両氏は「当社にとって各店舗は仮想の自社店舗ともいえる貴重な存在。YSDさんは今後エリアを広げていきたいと話されており、大変ありがたい」と語っている。

(藤原秀行)

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