相鉄グループが物流施設開発に参入、クレドAMと東京・羽村で共同案件着手

相鉄グループが物流施設開発に参入、クレドAMと東京・羽村で共同案件着手

1.5万㎡、24年11月竣工予定

相模鉄道(相鉄)グループで不動産開発・賃貸を手掛ける相鉄アーバンクリエイツ(横浜市)は7月6日、物流施設開発に新規参入すると発表した。

同社と不動産アセットマネジメント(AM)を展開しているクレド・アセットマネジメントは同日、共同で東京都羽村市に「CREDO(クレド)羽村」を開発する計画を公表した。地上4階建て、延床面積は約1万5000㎡を計画しており、2024年11月の竣工を目指す。

相鉄グループは「長期ビジョン“Vision2030”」の重点戦略の1つとして、「不動産事業の抜本的な強化」を戦略的な取り組みとして設定。その一環として、今後もインターネット通販の利用拡大などで物流量の増加が見込まれるのを踏まえ、堅調な需要がある物流施設の開発事業に進出することにした。

新たな施設は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の青梅ICから約6km、JR東日本青梅線の羽村駅から約1kmに位置。圏央道経由で東名高速道路や中央自動車道、関越自動車道へのアクセスにも優れ、広域配送拠点として利用できるほか、国道16号に近接し、関東西部への配送拠点として活用が可能。

羽村駅から徒歩圏内で近隣には住宅地が広がっており、労働力確保の面でも強みがあるとみている。

周辺は製造企業が集積し、機械、電子部品などを扱う企業が数多く進出している西多摩エリアの東京都羽村市に立地し、同エリアでは希少な、1社占有利用が可能な物流施設として供給する。

両社は今後も物流施設の開発や取得などで協力する構え。

「CREDOクレド羽村」概要
施設名:「CREDO羽村」
所在地:東京都羽村市神明台
アクセス:圏央道「青梅IC」より約6km、JR東日本 青梅線「羽村駅」より約1km(徒歩約13分)
施設の特徴:
・同エリアで希少な、一社占有が可能な施設
・最寄りの「羽村駅」から徒歩圏内で、通勤しやすい立地
敷地概要:
敷地面積 約7,000㎡
延床面積 約15,000㎡
建物概要:
用途 倉庫業を営む倉庫
構造・規模 鉄骨造・地上4階建て
環境認証 CASBEE認証Aランク(予定)
スケジュール:
着工 2024年1月(予定)
竣工 2024年11月(予定)
交通アクセス:

(藤原秀行)※いずれも相鉄アーバンクリエイツとクレドAM提供

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