CO2排出量可視化サービス「e-dash」と三井倉庫HDが業務提携

CO2排出量可視化サービス「e-dash」と三井倉庫HDが業務提携

国内・国際物流で効率的な算出支援

CO2排出量可視化のクラウドサービス「e-dash」を提供するe-dash(イーダッシュ)は7月10日、三井倉庫ホールディングスと業務提携したと発表した。互いのサービスやソリューションをかけ合わせることで国内・国際物流における効率的なCO2排出量算出を支援することを目指す。

2030年までに物流領域のCO2排出量を2013年度対比で35%削減する目標を国が掲げる中、目標の達成には物流領域における脱炭素化へ向けた取り組みが急務になっている。物流サービスを活用している多くの企業は、サプライチェーン全体に相当する自社のScope3カテゴリ4・9における上流・下流の「輸送・配送」の削減が今後の課題となっている。

提携を通じ、e-dashと三井倉庫HDは顧客のニーズに応じて相互に送客し、それぞれが持つ強みを活かして物流におけるCO2排出量の算定・削減の課題解決に寄与していきたい考え。

e-dashはサービス提供を通じ、まずは顧客がScope 1・2・3の算定に持続的に取り組める体制の整備を支援する。また、Scope3カテゴリ4・9の上流・下流の「輸送・配送」におけるさらに精緻なCO2排出量算定・分析を希望する顧客に対しては、三井倉庫グループが積み上げてきた知見や経験に基づく脱炭素物流支援サービスを提供し、効率的なデータ取得やより細かい整理(輸送ルート、積載量など)から将来的なCO2排出量削減に資する改善案までサポートする。

(藤原秀行)※いずれもe-dash提供

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