C&W、茨城県つくば市で7.1万㎡のマルチ型物流施設が竣工

C&W、茨城県つくば市で7.1万㎡のマルチ型物流施設が竣工

米系不動産サービス大手クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は8月7日、傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(CWAM)が茨城県つくば市で開発を進めてきたマルチテナント型物流施設 「LFつくば」が竣工したと発表した。


外観写真

LFつくばは地上5階建て、延床面積が約7万1000㎡。シングルランプウェイを備え、45ftコンテナ車が1~4階バースに直接接車できるため、効率的な物流オペレーションの構築に資すると見込む。

最大8テナントが入居できる設計を採用しており、最小面積約1650坪から利用可能で、4・5階は保管効率を重視したメゾネットタイプとして開発。また駐車場を230台確保するなど、様々なテナントニーズに対応することを重視している。

建物内にはテナントごとに用意された荷受けエリア(伝票処理室・休憩室・トイレ)や、アメニティとして共用部にカフェテリア、売店などを設けている。


南西側外観


北東側外観


4階車路

常磐自動車道の桜土浦ICから約7.8km、 圏央道のつくば中央ICから約8.0kmの位置に立地し、北関東・東北エリアに加え、圏央道を使うことで都心部を経由せず首都圏広域をカバーできると見込む。LFつくばの所在地から15分圏内に約10万人、30分圏内に約30万人の労働人口を抱えており、雇用確保の観点からも優位性があるとみている。


5階倉庫スペース


メーンエントランス


カフェテリア

LFつくばは建築環境総合性能評価システムCASBEE Aランク認証、建築物省エネルギー性能表示制度 BELS5スター、ZEB Ready認証の取得を予定。外壁には断熱性、耐久性の高いサンドイッチパネルを採用し、屋根には太陽光発電事業者による太陽光発電設備の設置を計画。24時間対応の非常用発電機を備えるなど、BCPにも配慮する。

【施設概要】
施設名:LFつくば
所在地:茨城県つくば市さくらの森25番2
敷地面積:30,735.00㎡
延床面積:71,064.68㎡
構造:地上5階建て、鉄骨造
着工:2022年3月
竣工:2023年7月
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証(取得予定)、BELS 5スター、ZEB Ready認証(いずれも予定)
設計・施工:株式会社安藤・間
設計監理監修:株式会社フクダ・アンド・パートナーズ

施設名 所在地 土地面積 延床面積 着工 竣工
LF奈良 奈良県生駒郡安堵町 約58,000㎡ 約124,000㎡ 2021年12月 2023年3月
LF奈良ANNEX 奈良県生駒郡安堵町 約19,000㎡ 約37,000㎡ 2022年5月 2023年7月
LFつくば 茨城県つくば市 約30,000㎡ 約71,000㎡ 2022年4月 2023年7月
LF加須* 埼玉県加須市 約27,000㎡ 約27,000㎡ 2023年4月 2024年5月
LF境古河* 茨城県猿島郡境町 約50,000㎡ 約113,000㎡ 2023年7月 2025年1月
LF谷田部* 茨城県つくば市 約36,000㎡ 約80,000㎡ 2023年8月 2025年1月

(藤原秀行)(いずれもC&W提供)

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