SHKライングループの関光汽船、「2024年問題」も考慮し長尺物や重量物など対象の全国小口集荷サービス開始

SHKライングループの関光汽船、「2024年問題」も考慮し長尺物や重量物など対象の全国小口集荷サービス開始

国際フェリーとRORO船活用、韓国・中国向け輸出

SHKライングループは10月23日、関光汽船が日本から韓国や中国向けの、長尺物や重量物などの特殊貨物を対象にした、全国小口集荷サービスを開始したと発表した。

特殊貨物の輸送が年々困難になっている中、協力会社の物流ネットワークを活用し、全国各地で小口貨物として集荷。国際フェリーとRORO船を利用した混載便として輸送し、「2024年問題」やCO2排出量削減などの環境問題に対応するとともに、高品質で安定的な輸送を提供する。


(SHKライングループ提供)

混載便で下関港まで輸送し、下関港で同社グループの国際フェリー・RORO船に接続、韓国・中国へ輸出する。

小口集荷サービスの一部貨物は、グループ会社の国内フェリー輸送を用いて海上輸送。モーダルシフトに伴うドライバー時間外労働時間の改善や、人手不足に対応する。混載輸送の集荷サービスは、チャーター便より積載率向上を図ることで効率性が高く、CO2排出量の大幅削減につながると見込む。

(藤原秀行)

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