NXアイルランド、自社倉庫でGDP認証を取得

2温度帯に対応可能、医薬品物流のニーズ獲得図る

NIPPON EXPRESSホールディングスは10月27日、グループのNXアイルランドが9月21日を発効日として、ダブリン国際空港近郊の自社倉庫「NXアイルランド　コントラクトロジスティクスセンター」で、医薬品の一時保管、およびフォワーディング業務（航空・海運）に関し、同国当局のIEA（Irish Exporters Association）より適正な流通に関するGDP認証を取得したと発表した。

倉庫外観

倉庫室内（いずれもプレスリリースより引用）

アイルランドは世界有数の医薬品製造・輸出国で、国立バイオプロセス研究研修機関（NIBRT）を中心に多くのライフサイエンス企業が集積。世界トップ10の製薬会社が全て進出しており、今後も医薬品に関わるビジネスの成長が見込まれているのを踏まえ、NXアイルランドも対応を拡充している。

NXアイルランド　コントラクトロジスティクスセンターはダブリン国際空港から約3㎞、ダブリン港から約12㎞の場所に位置し、航空輸送と海上輸送の両方に適した立地。2～8℃（冷蔵）、15～25℃（定温）の2温度帯に対応可能な温調施設（2509㎡）を完備し、NXグループの国際温度管理輸送サービスとGDP認証倉庫による一時保管機能を組み合わせ、安全かつ高品質な医薬品物流を展開していく構え。

＜拠点概要＞

（藤原秀行）