ワタミ、ヤマトの配達契約打ち切りの個人事業主を宅食事業で受け入れへ

ワタミ、ヤマトの配達契約打ち切りの個人事業主を宅食事業で受け入れへ

現状は7000人に委託

ワタミは11月14日、ヤマト運輸が小型荷物の配達を委託している個人事業主を、自社の宅食事業の配達パートナーとして受け入れると発表した。

ヤマトは日本郵便との協業強化に伴い、自社で取り扱ってきたダイレクトメールやカタログなどを配送する「クロネコDM便」と、ポストに入る小型の荷物を送る「ネコポス」の配達業務の個人事業主への委託を2024年1月末で終了する方針を示している。

ワタミは「ワタミの宅食」ブランドで展開している宅食事業で、配達を担う「まごころスタッフ」は業務委託として契約している。今回の対象者となる個人事業主が、現在受託している業務と類似していることもあって、受け入れ支援体制を整えることにした。

ワタミは現在、約7000人と業務委託契約を結んでいる。配達の対象地域は住居地域を中心に設定し、契約者の半数以上が60歳以上で、年齢制限は設けていない。配達は自動車、バイク、自転車のいずれかとなる。

11月中にヤマトが運営する個人事業主向けの求人サイトにワタミの仕事を掲載し募集を開始、全国のワタミの宅食営業所で順次、説明会を開催する。

(藤原秀行)

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