シリーズ7棟目で6400㎡、25年6月竣工見込む
プロロジスは12月6日、JR錦糸町駅至近で都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン」シリーズの7棟目「プロロジスアーバン東京錦糸町1」を開発すると発表した。
オフィスと物流施設の機能性を併せ持つ設計を採用し、既存のオフィスや物流施設の垣根を超えた新たなビジネス拠点としての需要を掘り起こしたい考え。竣工は2025年6月を想定している。
関東を地盤とする佐志田倉庫(東京都千代田区神田須田町)との共同事業として展開。両社がタッグを組むのは初めてという。
「プロロジスアーバン東京錦糸町1」完成予想図
開発地は東京駅から約4.6kmと、2020年に提供を開始した「プロロジスアーバン」シリーズの中で東京の中心地に最も近い。JR総武線の錦糸町駅から徒歩約8分、東京メトロ半蔵門線・都営新宿線の住吉駅から徒歩約6分。
首都高速7号小松川線の錦糸町料金所から約400m、自動車で約2分の場所に立地し、都内広域配送に加えて都内の病院や商業店舗等などへのラストワンマイル配送にも適していると見込む。
複数企業の入居を想定し、地上5階建て、約6400㎡を計画。1階はラストワンマイル配送拠点としての利用を想定した専用区画と、上階入居企業のためのトラックの着車場や荷捌きスペースを設ける計画。
2~5階はカスタマイズ可能なオフィス、R&D拠点、ショールーム、映像スタジオ、プロモーション施設など多様なニーズを取り込めるマルチユースに対応した設計とする。全館に空調を導入する予定で、計画地の南側に面する猿江恩賜公園の眺望を取り入れ、明るく爽快な多機能ビジネス拠点として開発する予定。
「プロロジスアーバン東京錦糸町1」から猿江恩賜公園を望む(いずれもプロロジス提供)
名 称 | プロロジスアーバン東京錦糸町1 |
開 発 地 | 東京都江東区毛利二丁目9-20 |
敷地面積 | 2,247.51㎡(679.87坪) |
延床面積 | 約6,400㎡(約1,900坪) |
構 造 | 地上5階/S造 |
着工予定 | 2024年5月 |
竣工予定 | 2025年6月 |
(藤原秀行)