ラサールとNIPPO、名古屋市内で8.1万㎡のマルチ型物流施設開発

ラサールとNIPPO、名古屋市内で8.1万㎡のマルチ型物流施設開発

首都圏~関西圏の中継拠点にも、25年6月竣工見込む

ラサール不動産投資顧問とNIPPOは1月24日、名古屋市でマルチテナント型物流施設「(仮称)岩塚物流施設」の開発に着手したと発表した。地鎮祭を同日、現地で開催した。

地上4階建て、延床面積は8万740㎡を計画しており、竣工は2025年6月を見込む。


竣工イメージ

両社と東急不動産が共同で建設、昨年7月に竣工した東海エリア最大のマルチテナント型物流施設「ロジポート名古屋」に隣接。名古屋駅から約4.8kmで名古屋市中心部に近接し、名古屋高速5号万場線の烏森ICから約 1.7km。東海エリア一円の広域配送拠点に加えて、首都圏と関西圏の間の中継拠点になり得る立地と見込む。

1・2階がバース式で、2階へはスロープを使って大型車両が直接乗り入れられる設計を採用。荷物用エレベーター、垂直搬送機を各4基設置する。1階はプラットフォームの高さを0.8m とし、冷蔵・冷凍倉庫として設備を設置しやすいよう配慮する。2階はプラットフォームの高さが1m、梁下有効5.5mを確保し、汎用性を高める。

BCP対策として、揺れに強い制震構造を採用。洪水・高潮リスクに備え、受変電設備を2階に設置するほか、災害時にも建物に電力を供給する72時間対応の非常用発電機を取り入れる。

環境配慮として、全館LEDによる省エネ推進、太陽光発電設備を使った再生可能エネルギーの活用を計画している。CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の評価で「Aランク」の取得を想定している。

【施設概要】
施設名:(仮称)岩塚物流施設
所在地:愛知県名古屋市中村区岩塚町字竜子田11番3外(地番)
敷地面積:40,012.60㎡ (約12,103坪)
延床面積:80,740.16㎡ (約24,423坪)
構造:鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、地上4階建、制震構造
用途:マルチテナント型物流施設
着工:2024年2月1日
竣工:2025年6月30日(予定)
設計監理監修:株式会社日立建設設計
設計施工:清水建設株式会社
施主:特定目的会社クスノキ

【外観パース】※完成イメージ

【周辺地図】

【広域地図】

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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