託児室付きキッチンスペース併設、地域と連携
生活協同組合パルシステム福島（いわき市）は2月6日、県内3カ所目の配送拠点となる「伊達センター」（伊達市）を開設すると発表した。
伊達市、福島市など県北エリア5000世帯への商品配送を担う計画。2月16日に開所式を行う。
グループが掲げる2050年のカーボンニュートラル（温室効果ガス排出実質ゼロ）の目標達成のため、自家消費用の10kwソーラーシステムやEV（電気自動車）が充電できる駐車スペースなどを設置した。
空調設備はヒートポンプ方式を採用し、事務スペースに断熱効果の高いペアガラスを採用して節電と快適な作業環境を両立する。冷凍・冷蔵設備は環境負荷の少ない冷媒R463Aを採用するなど、環境面にも配慮している。
センター内には、託児室付きのキッチンスペースを併設し、パルシステムの宅配商品を使用した料理教室などイベント会場として活用。地域団体などと連携した企画も開催し、地域と連携した場所になるよう配慮する。
伊達センター概要
【所在地】福島県伊達市保原町桑田1-8
【敷地面積】7,913.90㎡（2,398.15坪）
【延床面積】1,298.91㎡（393.60坪）
【建築面積】1,498.93㎡（454.22坪）
【特徴】
・10kwソーラーシステム（原則自家消費）やEV用駐車スペースを設置
・空調設備にヒートポンプ方式を採用
・会議室と事務所は断熱効果が高いペアガラスを採用
・照明器具全てにLED照明を導入
・冷設設備にインバーター採用
・省電力が期待できる防災集中監視盤と全照明を操作できるスイッチ、人感センサーなどを設置
・冷蔵庫・冷凍庫・凍結庫の冷媒に環境負荷の低いR463Aを採用
・エアカーテン・フロアーヒーター・扉ヒーターによる施設内の適正な温度管理を実現
伊達センター外観
環境配慮型の蓄冷材凍結庫
イベントなどに活用するキッチンスペース（いずれも生活協同組合パルシステム福島提供）
（藤原秀行）
