シャープ、販売データの集計や在庫管理などの処理高速化したPOSターミナル2機種を発売

シャープ、販売データの集計や在庫管理などの処理高速化したPOSターミナル2機種を発売

従来機比4倍の記憶容量、「ミラー機能」でトラブル時もデータ保持可能に

シャープは2月16日、タッチパネル機能付きの15型液晶ディスプレイとキーボード、レシートプリンターを一体化した業界最小クラスの設置面積(幅278mm×奥行377mm)で限られたスペースにもすっきりと設置できるPOS(販売時点情報管理)ターミナル2機種「RZ-A476S/RZ-A396S」を発売すると発表した。

高速CPU(中央演算処理装置)を搭載し、決済時の一連の処理に加えて販売データの集計や在庫管理など、負荷の大きい処理の高速化を実現。さらに、上位モデル「RZ-A476S」は同社の従来機比で4倍の容量となる計256GB(128GB×2基)の記憶装置(SSD)を標準搭載している。

1基目のSSDのデータを2基目に複製できる「ミラー機能」を活用すれば、1基目のデータが万が一破損しても2基目が売り上げや顧客情報といった重要データを保持し、継続した店舗運営を可能にする。

さらに、停電時やコンセントが抜けてしまった場合などにも作業中のデータを保護するバッテリーを内蔵している。

オプション(別売)の「漢字カスタマディスプレイ」(来店客向けの表示画面)は、新たにカラー液晶ディスプレイを搭載。背景画像を設定できるようにしており、商品名や価格だけでなく、広告やイベント告知など、さまざまな情報表示に活用することが可能。


「漢字カスタマディスプレイ」と組み合わせた例(シャープ提供)

(藤原秀行)

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