クレドAM、埼玉・加須で自社開発初のマルチ型物流施設を公開

クレドAM、埼玉・加須で自社開発初のマルチ型物流施設を公開

ドライバーや働く人に配慮、ラウンジやリラックスエリアなど整備

クレド・アセットマネジメントは3月11日、埼玉県加須市で2月末に竣工したマルチテナント型物流施設「CREDO加須」をメディアに公開した。

地上4階建て、延床面積は5万231㎡。同社としては自社で開発した初のマルチ型案件。


「CREDO加須」外観

「CREDO加須」は東北道の加須ICから約8.5km、圏央道の白岡菖蒲ICから約9.5km。幹線道路の国道122号にも至近で、埼玉県を含む首都圏および東北エリアを広くカバーできる立地。

「2024年問題」でトラックドライバーの苦境が伝えられる中、物流業界の輸配送効率化やドライバーの負荷軽減に貢献できる施設作りを重視。具体策として、十分なトラック待機場の確保、スワップボディ・コンテナ車両や45ftコンテナ積載車両に対応するための通常より広い車路・バースの採用、施設外周を回遊するスムーズなトラック動線の実現、「置き配」対応区画の設置などを施している。

並行して、物流オペレーションの自動化、省人化に向けたマテハンや、働きやすさや作業性向上のための空調の導入を想定した電気容量を確保している。

さらに、ドライバーも利用しやすく、在館者や来訪者など幅広い利用者も快適に過ごせるラウンジを1階エントランス付近に設け、リラックスエリアやシャワーブースなどを整備。3階には十分な席数を確保したカフェテリアを導入し、ウェブ会議もできる個室ワークスペースなどを提供する。

環境面では、屋上に太陽光発電システムを導入し、発電電力の一部を館内で使用することで、テナントの再生可能エネルギー利用ニーズに対応。電気料金が高騰する中、テナントの電気料金負担の軽減にもつなげる。省エネも促進し、ZEB Readyはじめ各種環境認証を取得済み。

BCP面では72時間対応非常用発電機を備え、災害発生時等におけるテナントの事業継続をサポートできるよう配慮している。

■施設概要
施設名:「CREDO加須」
所在地:埼玉県加須市戸崎字上310-1
交通:東北道「加須IC」より約8.5km、圏央道「白岡菖蒲IC」から約9.5km、東武伊勢崎線「加須駅」から約3.6km
敷地面積:23,399㎡(7,078坪)
延床面積:50,231㎡(15,195坪)
構造:鉄骨造・地上4階建
着工:2022年12月1日
竣工:2024年2月29日
環境認証:CASBEE Aランク、BELS 5☆、ZEB Ready


交通アクセス


1階倉庫内


2階バース


1階ラウンジ


3階カフェテリア(いずれもクレド・アセットマネジメント提供)

(藤原秀行)

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