平屋から5階建てに増強、取扱量増に対応
上組は3月25日、大阪市の南港地区で建え替えを進めていた「上組南港R定温倉庫」が同日、竣工したと発表した。
同社は大阪府内の3地区（南港、泉大津、りんくう）で定温倉庫を構えている。食品・穀物など定温倉庫の取り扱い貨物増加が続き、今後も需要の拡大が見込まれるため、建て替えに踏み切った。
（プレスリリースより引用）
「上組南港R定温倉庫」は平屋建ての常温倉庫から5階建ての定温倉庫に刷新。保管貨物の総量と取り扱える貨物の種類を大幅に増やしており、3地区でカバーしきれなかった貨物の保管に対応できると見込み。
同倉庫は大阪港の中核に位置し、主要コンテナターミナルや阪神高速道路湾岸線のインターチェンジに近接するなど、非常に利便性が高い立地。強みを生かし、顧客ニーズに即した質の高いサービスを提供することで新規案件の獲得を図る。
建え替て後の倉庫屋上一面には太陽光発電パネルを敷設し、施設内の使用電力の一部を賄う計画。
倉庫の概要
所在地：大阪市住之江区南港北2丁目3番85号
竣工：2024年3月25日
延床面積：24,870.62㎡
敷地面積：12,000㎡
構造：鉄筋コンクリート造 5階建
主要装備：定温空調設備（5～15℃ / 16,350 ㎡）、LED照明、屋上太陽光自家発電パネル、垂直搬送機3基、貨物用エレベーター1基
太陽光発電量：303.45Kw
（藤原秀行）
